がめつい
「がめつい」という言葉について解説します。
大阪の方言と言われていますが、今では標準語だと思っている方も多いのではないでしょうか。
お前は本当にがめつい奴だなぁ などと使われるこの言葉の意味を、類語、対義語も紹介しながら整理していくので、きちんと把握してみてください。
がめついの意味とは
がめついとは「利益に対して抜け目なく押しが強いこと」「欲深いこと」を意味する言葉です。
元々は大阪の方言とされており、一般的にこの言葉が広まるきっかけになったのは、1959年(昭和34年)から行われた劇、菊田一夫作の戯曲「がめつい奴」のようです。
この劇のヒットとともに、タイトルにある「がめつい」という言葉が流行語となったことから浸透しました。
また、標準語にぴったりはまるニュアンスを持つ言葉がなかったことからも、この言葉がそのまま使われるようになったのかもしれません。
がめついの類語
がめついの類語として
- 強欲
- 貪欲
- 守銭奴
- 計算高い
しかし、貪欲などの言葉が場合によっては良い意味で使われることがあるのに対して、がめついはほぼすべての場合において嫌味をこめた悪い意味で使われるので、注意してください。
がめついの対義語
がめついの対義語としては
- 無欲
- 太っ腹
- 清廉(清く、私欲がないこと)
がめついの使い方・例文
- あまりにもケチ過ぎて、せこいというよりもがめつい人間といった方が正しい
- 客の足元を見たがめつい商売をしても長くは続かない
- がめつい人と一緒に何かしてもまったく楽しくない