虎の威を借る狐
「虎の威を借る狐(とらのいをかるきつね)」という言葉の意味や類語、虎の威を借る狐を使った文章について解説します。
主に、ネガティブな意味で利用されるこのことわざ、この機会に、虎の威を借る狐についてしっかりと意味を理解しましょう。
虎の威を借る狐の意味とは
虎の威を借る狐の意味は「権力を持つ者に頼り、威張る小者のこと」を表します。
虎の威を借る狐の「威を借る」とは、「権力を利用する」という意味があります。
虎の威を借る狐の類語
- 便乗する
- 笠に着る
虎の威を借る狐の由来
虎の威を借る狐は、「戦国策」という中国の書物が由来とされています。
戦国策のなかで、虎に食べられそうになった狐が「私は天帝から百獣の王に任命されているから、食べたら罰が下る。嘘だと思うならついてこい」といい、虎は狐について行きました。
狐が虎を連れて歩くと、ほかの動物は狐の後ろに虎を見て逃げ出していきました。
虎は自分自身が怖がられていると気づかないで、狐の話を信じたことが由来と言われています。
虎の威を借る狐の使い方・文章
- 理事長の孫だというだけで威張っている彼は、虎の威を借る狐だ。
- 1人になると大人しくなる彼は、まさに虎の威を借る狐だ。