「渾然一体」とは?意味や使い方を解説!

「渾然一体」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「渾然一体」について解説します。

目次

  1. 渾然一体
  2. 渾然一体の意味とは
  3. 渾然一体を使った文章・例文

渾然一体

渾然一体(こんぜんいったい)」という言葉をご存知でしょうか?
聞き覚えはあるけれど、なんとなく意味が分かるような分からないような…
そんな「渾然一体」について解説します。

渾然一体の意味とは

「渾然一体」とは、「別々のものが一丸となって入り交じること」です。「混然一体」とも書きます。
「渾(こん)」という漢字には、「にごる、混じり合う、全体、大きい」という意味があります。全体がにごり混じり合い、ひと塊(一丸)となってしまうさまが、「渾然一体」です。

渾然一体の類語に「一心同体」という言葉があります。
こちらは、二人以上の人間が心も体も同じくするほど結束することです。
渾然一体との違いは、一心同体は「人」にのみ使われる言葉で、渾然一体は、人に限らずいろいろな事象に使うことができます。例えば「空と海とが渾然一体となった風景」など。

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その他の「渾然一体」の類語

その他にも、渾然一体の類語には以下のようなものが挙げられます。

・不離一体(ふりいったい)
 【意味】一つになっていて離れられないこと。
 【例文】結婚を誓い合った二人は、不離一体となった。
・混沌(こんとん)
 【意味】全てが入り交じって区別がつかないさま。
 【例文】混沌とした宇宙から恒星が誕生した。
・三位一体(さんみいったい)
 【意味】三人が心を合わせてひとつになること。
 【例文】働き方改革には、政府・企業・労働者の三位一体での意識改革が必要だ。
 

渾然一体を使った文章・例文

1.あらゆる色彩が渾然一体となったアート作品が人気を博している。
2.舞台上のパフォーマンスとオーディエンスが渾然一体となり、
  ライブ会場は興奮に包まれた。

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