あざとい
元々はネット用語だった「あざとい」という言葉ですが、最近では一般的に使用されるまでに広く知れ渡りました。
しかし、実は現在使用されている「あざとい」は本来の「あざとい」の意味とは少し違います。
本来の「あざとい」の意味を知っている人は少ないと思います。
今回は、現代の「あざとい」と本来の「あざとい」について解説していきます。
あざといの意味とは
「あざとい」は現在使用されているネット用語での意味と、本来の意味が違うため、それぞれ解説していきます。
ネット用語の「あざとい」
ネット用語での「あざとい」とは「(多少)大袈裟に可愛いを演じ、相手の気を引いている状態」です。
基本的には女性や動物に対して使用されています。
「あざといけど可愛いから許す」などの「あざとい」は相手を褒める言葉として使われ、「この女あざといから嫌い」は「男に媚び打っている」という捉え方をされ、相手を嫌うような言葉として使われます。
このように正反対の両方の意味で使われるため、文脈での判断が大切になります。
本来の「あざとい」
「あざとい」は本来「小聡明い」と書き、意味は「悪知恵が働く」「小賢しい」「たちが悪い」などです。
ネット用語では女性や動物を対象としていましたが、本来ではそれ以外にも会社や自然などに対しても広く使用される言葉です。
あざといを使った文章・使い方
あざといを使った例文を紹介します。
ネット用語のあざとい
- この猫の寝方があざとい
- あの女、わざとあざとく見せてるよね
本来の意味の「あざとい」
- この会社はあざとい!
- オレオレ詐欺は老人の弱みに付け込んだあざとい詐欺だ