「しがない」とは?意味や使い方を解説!

「しがない」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「しがない」について解説します。

目次

  1. しがない
  2. しがないの意味とは
  3. しがないの使い方・例文

しがない

皆さんは、「しがない」という言葉をご存知でしょうか。

ドラマなどで「しがないサラリーマンです」「ただのしがない誰それ」などというセリフが出てくるのを聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

ちょっと耳なじみの薄い言葉ですが、どういう意味だかお分かりでしょうか?

今回は「しがない」という言葉について詳しく解説します。

しがないの意味とは

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しがないとは「取るに足らない。つまらない。」あるいは「貧しい。みすぼらしい。」という意味です。

前者は「しがない大学生」「しがないサラリーマン」のように、人の肩書や職業につけて使うことが多いです。
自分を指して使うと、自虐あるいは謙譲の意味になります。
後者の場合は「しがない暮らし」のように使います。

間違われやすい言葉に「世知辛い」があるのですが、これは「世渡りしにくい、暮らしにくい」「計算高くて抜け目がない」という意味です。
「世知辛い世の中」といえば前者、「世知辛い奴」では後者の意味になります。
自分を指して使うことはほぼありません。

この「しがない」という言葉は、古語の「さがなし」という言葉が変化したものといわれています。
「さがなし」は、「口さがない」という言葉からも分かる通り、「性質が悪い、意地悪だ」「口が悪い」という意味です。

つまり「しがない」と「さがなし」には、意味のつながりがあるようには見えません。なぜこのような説が存在するのかは分かりませんが、研究テーマとすると面白いのではないでしょうか。

しがないの使い方・例文

  1. 私はただのしがない勤め人です。名乗るほどのものではありません。
  2. しがない大学生の身の上には、少々高すぎる買い物をしたと思う。

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