食い意地
「食い意地」という言葉について解説します。
食い意地といえば「あの人食い意地が汚いらしいよ…」とか「またそんな食い意地張るようなことして」などと使われることが多く、一般的にあまり良い意味で使われることが少ないイメージではないでしょうか。
子供の頃に食いしん坊だった方などは、お母さんから言われたなんて思い出もあるかもしれません。
ここではそんな「食い意地」について、意味や使い方などを紹介していきます。
ちゃんと意味を知らずに使ってしまうと失礼になってしまうこともある言葉なので、ここで一度整理してみましょう。
食い意地(くいいじ)の意味とは
食い意地(くいいじ)とは「どうしても食べたいと思う気持ち」という意味の言葉となります。
ということで、この言葉だけでは悪い意味は持っていません。
では、実際によく使われる形での意味を見てみましょう。
食い意地が張る
食い意地が張るとは「いやしいほどむやみに食べる様子」という意味の言葉です。
大皿料理を他の人のことを考えずに全部食べてしまったり、あれもこれもと沢山の物を食べようとしたりすることなどがこれにあたります。
バイキングなど食べ放題に行くとついつい張ってしまうものかもしれませんよね。
食い意地が汚い
食い意地が汚いとは「食い意地が張っている」「食べたい気持ちが盛んで、貪欲である」という意味になります。
食い意地が張ると意味はほとんど同じですが、語感からはより卑しいようなイメージがあるかもしれません。
ちなみに、食い意地が悪いという言い方はないようです。
意地が悪いというのは「他人に対して悪意がこもった」という意味があるので、食い意地が悪いという言い方はしません。
食い意地の使い方・例文
- お祝いの席でここまで食い意地張る人を初めて見た。
- バイキングでお皿いっぱいに料理を取ってきたら食い意地を張っていると思われた。