和洋折衷
「和洋折衷(わようせっちゅう)」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
レストランやホテルのバイキングなどの紹介に使われているケースが多いですが、意味が分からないという方も少なくないのではないでしょうか。また極稀に誤用が見かけられる言葉でもあるため、しっかりと意味を理解しておきましょう。
ここではそんな「和洋折衷」について意味や使い方などを詳しくご紹介していきます。

和洋折衷の意味とは
和洋折衷(わようせっちゅう)とは、「日本と西洋の要素を合わせ持っていること」を意味します。
折衷とは異なるいくつかのものを一つに合わせることを意味する言葉で、和食と洋食の両方を提供しているレストランや、和式の部屋と洋式の部屋がある住宅、など、一つのものに日本と西洋の要素が混ざっているものを指します。
稀に「和洋折中」と和食と洋食に加えて中華も提供しているという誤用もありますが、「様々な文化」という意味ではなく、あくまでも日本と西洋の文化を合わせたものという意味になりますので、注意が必要です。
そうした日本と西洋と中国の文化が混じったものは「和漢洋」となります。
和洋折衷の使い方・例文
- ご飯とフライドチキンなら良いが、シチューとご飯を一緒に食べるような和洋折衷は苦手だ。
- 自分でデザインしたという建築家の友人の家は、飾らない質素な外観と和洋折衷が印象的な内装というしゃれた作りになっていた。
- 和洋折衷の食べ物と聞くと誰もが高級料理をイメージするが、あんパンだって立派な和洋折衷な食べ物だ。