「とんとん拍子」とは?意味や使い方を解説!

「とんとん拍子」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「とんとん拍子」について解説します。

目次

  1. とんとん拍子
  2. とんとん拍子の意味とは
  3. とんとん拍子を使った文章・例文

とんとん拍子

とんとん拍子」という言葉をご存知でしょうか?
「とんとん拍子にうまくいく」などと使われますね。
なんだかリズム感のいいこの言葉、いったいどういう意味なのでしょうか。
今回は「とんとん拍子」について解説します。

とんとん拍子の意味とは

「とんとん拍子」とは、物事が滞りなく順調に進んでいるさまを表す言葉です。

とんとん拍子の「とんとん」は、いわゆる擬音(ぎおん・オノマトペ)と云われるもので、舞台で手拍子に合わせて足で調子よくリズムを取る「トントン」という音から、「順調に進む、スムーズに流れる」という意味に転じたといわれています。また「拍子」には、「物事の進む勢い」という意味があります。
合わせて、物事に勢いがついて滞りなくスムーズに運ぶことを「とんとん拍子」というようになりました。

「とんとん拍子」は、実はそんなに古い言葉ではなく、近世末期(江戸時代ごろ)以降に使われるようになった言葉です。明治の文豪・芥川龍之介の著作『黄梁夢(こうりょうむ)』にその用例を見ることができます。

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とんとん拍子の類語

「とんとん拍子」の類語には以下のようなものが挙げられます。

・あれよあれよという間に
 【例文】お見合いをしたら、あれよあれよという間に新婚旅行まで済んでしまった。
・破竹の勢い(はちくのいきおい)
 【例文】チーム一丸となって、破竹の勢いで決勝まで駒を進めた。
・弾みがつく(はずみがつく)
 【例文】まずは一勝をあげて今後の試合に弾みをつけたいところ。

とんとん拍子を使った文章・例文

1.社長に気に入られ、とんとん拍子に出世した。
2.あんまりとんとん拍子に事が進むと、なんだか落とし穴がありそうな気がして落ち着かない。

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