酸いも甘いも
皆さんは、「酸いも甘いも(すいもあまいも)」という言葉をご存知でしょうか。
「酸いも甘いも噛み分ける」などの慣用句で耳にしたことのある方も多いと思います。
この記事では、「酸いも甘いも」の意味を解説させていただきます。
酸いも甘いもの意味とは
「酸いも甘いも(すいもあまいも)」とは、「人生経験が豊富で、甘い経験も苦い経験も積んで精通していること」「人生経験が豊富で、世の中の裏も表も知っている」という意味です。
「酸いも甘いも噛み分ける」や「酸いも甘いも知る」という慣用句の略としても使用されています。
酸っぱい物と甘い物を味わい分けて、その良さも悪さも知っていることから、人生経験の豊富な人を指す言葉として使われるようになりました。
これに対し、「酸いも甘いも知らない」という慣用句があります。これは、人生経験が浅く、甘い経験も苦い経験も知らない人の事を指します。
また、「酸いも甘いも嗅ぎ分ける」といった使い方をする方もいますが、これは間違いです。
嗅ぎ分けるのではなく、嚙み分けるが正しい使い方です。匂いだけでなく、味を知る方が多くの経験を得られるという風に覚えておけば、分かりやすいと思います。
酸いも甘いもの使い方・例文
ここで、「酸いも甘いも(すいもあまいも)」を使った例文をご紹介します。
1.この小説は酸いも甘いも知らないお子様には難しすぎるかもね。
2.酸いも甘いも知り尽くした先輩に、ぜひアドバイスを貰いたいです。
3.酸いも甘いも嚙み分ける人でないと、上手に世渡りなんかできないよ。