堪能
「堪能(たんのう)」という言葉について解説します。
「フランス料理を堪能する」というように使われているのを、みなさんも日常でよく見かけると思います。
大体の意味や使い方はご存知だとは思いますが、実はこの言葉は複数の読み方や意味を持っている言葉でもあります。
ここではそんな「堪能」という言葉について紹介していきますので、一度きちんと整理してみてはいかがでしょうか。
ぜひご覧になってみてください。
堪能(たんのう)の意味とは
堪能(たんのう)とは「十分に満足すること」という意味の言葉となっています。
堪能した・堪能するといった場合、十分満足した・十分満足するということになります。
しかし、この堪能という言葉は「かんのう」という読み方も持っています。そして、かんのうという読み方での意味は「学芸や技能に優れているさま」となります。
元々は「かんのう」と読む方の意味と読み方でしたが、「たんのう」というもう一つの意味を持つようになったのは「足んぬ(満足した)」という言葉が変化して、それの当て字として「堪能」が当てられたことからきているようです。
このように、同じ漢字で二つの別の意味を持っているということも併せて覚えておいてもいいかもしれません。
堪能(たんのう)の注意点
「彼は英語が堪能(たんのう)です」という言い方がありますが、これは「芸や技能が優れている」という意味の「かんのう」の方で、英語に長けていることを言っています。
「かんのう」の方の意味なのに、実際に言う時は「たんのう」という少しややこしいことになっていますが、現在では一般的に使われており、間違いではないようなのでこの点は注意しましょう。
堪能の使い方・例文
- 海外旅行に行き、異国情緒を堪能してきた。
- 久しぶりの休日を堪能した。