煮え切らない
皆さんは、「煮え切らない(にえきらない)」という言葉をご存知でしょうか。
日常的な会話ではあまり使いませんが、慣用句の一つなので小説などで目にしたことのある方も多いと思います。
この記事では、「煮え切らない」の意味を解説させていただきます。
煮え切らないの意味とは
「煮え切らない(にえきらない)」とは、「態度がはっきりしない」「決断しない」「ぐずぐずしている」という意味です。
「煮え切らない感じ」や「煮え切らない態度」という言葉で使われることが多いです。
語源は字の通り、鍋の中身がまだ煮えていない、生煮えの状態という意味から来ています。
生ではないけど煮えていない、加熱はしているけど食べられないという中途半端な状態を「煮え切っていない」と言います。
このことから、はっきりしない態度や決断ができずぐずぐずしている様子を指して「煮え切らない」と言うようになりました。
日本人ははっきりと物を言いきるのが苦手な人が多いので、煮え切らない態度の目立つ人は多くいます。
煮え切らない態度は反感も買いやすいので、できるだけはっきりと物を言うようにしましょう。
煮え切らないの使い方・例文
ここで、「煮え切らない(にえきらない)」の意味を解説させていただきます。
1.質問の答えも煮え切らない感じだし、本当にあなたみたいな人って嫌い。
2.そんな煮え切らない返事で納得が行く訳無いだろう。
3.旅行に誘ったのに、行くのか行かないのか煮え切らない返事ばかりで、誘ったことを後悔している。