閑静
「閑静(かんせい)」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
雑誌や小説などの文字媒体での表現でも頻出し、ニュースなどの現場の状況をリポーターが表現する際などでも度々、「閑静な住宅街」という言葉が登場します。
ほとんどはこの「閑静」な街を表す時に使われるため、どういう状況を指す言葉なのか理解しておきましょう。
ここではそんな「閑静」について意味や使い方、対義語などを詳しくご紹介していきます。
閑静の意味とは
閑静(かんせい)とは、「静かな環境」のことを意味します。
街や森など、あるエリアが物静かな環境にあることを指す言葉で、人が行き交うわけでもなく、車通りも少なく、ひっそりとしている状態のことを意味します。また普段はうるさい場所でも、何らかの理由により静かになった場合を表現する際には用いることができます。
対義語には「喧騒(けんそう)」が挙げられます。人の声や車などの音が頻繁に聞こえる様子を表す言葉で、賑やかだったりうるさかったりする場所のことを指します。「街の喧騒」や「都会の喧騒から離れる」という使い方がされます。
閑静の使い方・例文
- 繫華街を歩いていたはずが、閑静な住宅街に出てしまい、携帯の電池も切れているため、右も左も分からなくなってしまった。
- 少し前までは閑静な森だったのに、映画の聖地だと判明してからは観光客が爆発的に増え、今ではすっかり喧騒に包まれている。
- 都会の喧騒から離れ、閑静な田舎町で過ごすのも悪くない。