群を抜く
皆さんは、「群を抜く(ぐんをぬく)」という言葉をご存知でしょうか。
慣用句の一つなので、見聞きしたことのある方がほとんどだと思います。
この記事では、「群を抜く」の意味を解説させていただきます。
群を抜くの意味とは
「群を抜く(ぐんをぬく)」とは、「多くの中でずば抜けて優れている」「抜群である」という意味です。
「群を抜いて(ぐんをぬいて)」などの形で使われることもあります。
動物の多くは、一つの群れの中で特に優れている個体をリーダーと呼びます。
その中でも特に目立って能力が目立ち、ずば抜けて優れていることから群を抜くと言う言葉になりました。
また、群を抜くというのは「ずば抜けて優れている」という意味なので、複数存在することは滅多にありません。
マラソンなどでも特に早いグループがいても、「トップ集団」と呼ぶだけで「群を抜いて早い」と言うことはほとんどありません。
群を抜くという言葉は、優れた1つのものだけに使うことがほとんどです。
群を抜くの使い方・例文
ここで、「群を抜く(ぐんをぬく)」を使った例文をご紹介します。
1.彼女の成績は学年内でも群を抜いており、全国統一テストでもトップクラスだ。
2.東京都の人口密度は、日本だけでなく世界的に見ても群を抜いている。
3.高級住宅地で知られている街だが、彼の家はその中でも群を抜いて立派な家だ。
4.商店街にはいくつものお惣菜屋さんがあるが、あのお店のお惣菜は群を抜いて美味しい。
5.授業参観で初めて見たが、健一君のお母さんは群を抜いて美人だった。