後塵を拝する
「後塵を拝する(こうじんをはいする)」という言葉の意味や使い方について解説します。
この「後塵を拝する」という言葉は、難しい言い回しであるため、日常生活などでは使用される機会が少ないです。
それ故に聞いたことはあっても詳しい意味までは知らない方が多いのではないでしょうか。
後塵とは、人や馬が通りすぎたあとに舞い上がる土ぼこりのことで、その状況を例えた意味を持ちます。
複数の意味があるので、この機会に「後塵を拝する」について詳しく知っていきましょう。
後塵を拝するの意味とは
後塵を拝するという言葉の意味は大きく分けて3つあります。
読み方は「こうじんをはいする」となります。
まず、1つ目の意味は「地位や権力のある人物を見てうらやましく思う。」となります。
次に、2つ目の意味は「権力のある人や優れた人につき、従う。こびへつらう。」となります。
そして、3つ目の意味は「他人に先んじられること。人の下風に立つこと。」となります。
この「後塵を拝する」という言葉の中の「後塵(こうじん)」とは、「人や馬車が通ったあとに舞う土ぼこり」のことを指します。
語源は、人や馬が通り過ぎたあとに、土ぼこりを浴びながら見送る様からきています。
このことから、人に先を越され遅れをとってしまうことや、権力を持つ人に追従するといった意味で使用されるようになった言葉です。
後塵を拝するの使い方・例文
- 出世コースから外れてしまった彼は、周りがどんどん昇進していき後塵を拝することになった。
- 長年お世話になっていた俳句の先生の後塵を拝して、私の俳句が国から表彰されることになった。