「悴む」とは?意味や使い方を解説!

「悴む」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「悴む」について解説します。

目次

  1. 悴む
  2. 悴むの意味とは
  3. 悴むを使った文章・例文

悴む

皆さんは「悴む」という言葉をご存知でしょうか。

見慣れない漢字で戸惑う方も少なくないと思いますが、「かじかむ」と読めば意味が分かるでしょう。
ですが、この言葉が表す意味は、必ずしも皆さんのイメージ通りとは限らないのです。

今回は「悴む」という言葉について詳しく解説します。

悴むの意味とは

悴むとは「手足が寒さで凍えて思うように動かないこと」という意味です。
読み方は「かじかむ」です。

「悴」という漢字の音読みは「すい」、訓読みは「やつ・れる」「かじ・かむ」「せがれ」です。
一文字ではあまりなじみのない漢字ですが、「憔悴(しょうすい)」と書けばピンとくる方も多いでしょうか。
漢字の意味は、3つの訓読みで全て説明がつきます。「せがれ」とは古い言葉で「息子」という意味で、「痩せ枯れ」を語源とした貶し言葉(「不肖の息子」「愚息」と同類の大げさな謙譲語)です。

このように、「悴」という漢字の基本の意味は「弱ってやせ衰える」であることが分かります。
これがなぜ「かじかむ」という使い方をされたのかというと、寒さで手足が縮こまり思うように動かない様子が、飢えや病でやせ細った人々の挙動に似ているからではないかと思われます。

つまり人によっては「悴む」という言葉の意味を「寒さで手足が固まってしまう」ようにイメージする方もいますが、これは正確ではないのです。
どちらかと言えば「思うままに動かせないほどガタガタと震えている」様子の方が近いと言えるでしょう。

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悴むを使った文章・例文

  1. 指先が寒さで悴んでうまく動かず、やりたかった作業を断念した。
  2. 受験も近づいた冬の日、悴む手をこすりながら勉強に励んだ。

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