享受
「享受(きょうじゅ)」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
職場や部活動など、上司と部下や、コーチと選手のような上下関係のある場では使われる機会も多いため、堅苦しい表現だと思われがちですが、実は楽しむことに対しても用いられる言葉というのをご存知でしょうか。
ビジネスシーンから日常会話まで使える場面は多く、知っておくととても便利な言葉ですので、この機会に是非理解しておきましょう。
ここではそんな「享受」について意味や使い方などをご紹介していきます。
享受の意味とは
享受とは、「受け取って自分のものとすること」を意味します。
贈り物のような物質的なものに限らず、座右の銘などの精神的なことを受け取って自分のものとすることにも用いられ、何かを自分のものとすることに対して広く用いられます。
ビジネスシーンやスポーツなどで使われるため、堅苦しい表現だとされがちですが、休暇や遊びなどを楽しむことも意味するため、カジュアルな場面でも用いられます。
物質的なことを受けるよりも精神面で受けることを指す場合に用いられることの方が多いといえます。
似た音の言葉に「教示(きょうじ)」がありますが、教示は与えられることではなく、教えることを意味するため注意が必要です
享受を使った文章・例文
- 指導は厳しいが、自分で自分の上達を感じられる名将の教えを享受する幸せを感じている。
- どうしてもお礼の品を贈りたいということらしいので、ありがたく享受することにした。
- 自分たちで勝ち取ったわけではなく、ただ転がり込んできただけの自由を享受する人間に価値はない。