「罪を憎んで人を憎まず」とは?意味や使い方を解説!

「罪を憎んで人を憎まず」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「罪を憎んで人を憎まず」について解説します。

目次

  1. 罪を憎んで人を憎まず
  2. 罪を憎んで人を憎まずの意味とは
  3. 罪を憎んで人を憎まずを使った文章・例文

罪を憎んで人を憎まず

罪を憎んで人を憎まず」という言葉の意味や使い方について解説します。

この「罪を憎んで人を憎まず」という言葉は、刑事ドラマなどで耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか。

読み方は「つみをにくんでひとをにくまず」となります。

人の罪を裁く際や、犯罪者に接する際などに使用される言葉です。

「犯した罪自体は憎むべきだが、その人が罪を犯すまでには何か事情があっただろうから、その人そのものまでは憎むべきではない。」といった意味合いを持ちます。

今回は「罪を憎んで人を憎まず」について詳しく解説するので、この機会に深く知っていきましょう。

罪を憎んで人を憎まずの意味とは

罪を憎んで人を憎まず(つみをにくんでひとをにくまず)とは「その人が犯した罪は憎むべきではあるが、その人が犯罪を犯す過程において、事情があっただろうから、罪を犯した人そのものまでを憎んではならないという例え。」という意味を持つ言葉です。

この言葉は、孔叢子の「刑論」の中の孔子の言葉である「古之聴訟者、悪其意、不悪其人」からきている言葉となります。

意訳としては、「昔の裁判所において訴訟を取り裁く際に、罪人の心情は憎んだものの、その人そのものを憎むことはなかった。」となります。

ちなみに、憎むは「悪む」とも書きます。

また、聖書の中にも罪を憎んで人を憎まずという言葉があります。

こちらも孔子が残した言葉と同じ意味として解釈されています。

加えて、似た言葉に「其の罪を悪んで其の人を悪まず」があります。

また、まれに「罪を憎んで人を恨まず」という表現を見かけますが、こちらは誤りになります。

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罪を憎んで人を憎まずを使った文章・例文

  1. 裁判に裁判員として参加する際には、罪を憎んで人を憎まずの精神で取り組むことが重要になる。

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