大喜利
「大喜利 (おおぎり)」という言葉をご存知でしょうか?
毎週日曜日の夕方に、軽快な音楽とともに始まるお馴染みの番組を思い浮かべる方も多いかと思います。
他にも、お笑い番組などでもよくある企画のひとつですよね。
では、この「大喜利」という言葉、いったいどういう意味なのでしょうか。
今回は、知っているようで知らない言葉「大喜利」について解説します。
大喜利の意味とは
「大喜利」とは、出されたお題に対して面白い回答をする演目です。
読み方は「おおぎり」です。
本来は、寄席の最後に、余興として当日の演者がいろいろな芸を披露する、いわばアンコールのようなものでした。
謎かけ(○○とかけまして××ととく、そのこころは?)やあいうえお作文などが有名ですが、歌や踊り・三大噺、芸人による相撲・裁判の真似事など、演目は多岐に渡っています。
現代では、テレビ番組『笑点』の『大喜利』があまりにも有名になってしまったため、司会者がお題を出して、出演者が面白い回答をする、というものが一般的に広まっていますが、これは「大喜利」の中の演目のひとつ「とんち」と呼ばれるものです。
「大喜利」の由来
もともとは、江戸末期の歌舞伎の演目の後で、前の演目とは全く関係のない演目をつけ加えたのが始まりといわれています。
最終演目を指す「大切り」(「切り」は「ピンからキリまで」の「キリ」)が、後に「客も喜び、演者も利を得る」ということから「喜利」と字を当てられるようになったとのことです。
大喜利の使い方・例文
- 笑点の大喜利も、昭和のころとはすっかり顔ぶれが変わってしまった。時の流れを感じるね。