示唆
皆さんは、「示唆(しさ)」という言葉をご存知でしょうか。
「示唆する」などの形でニュースや新聞で見聞きしたことのある方も少なくないと思います。
この記事では、「示唆」の意味を解説させていただきます。
示唆の意味とは
「示唆(しさ)」とは、「それとなく知らせる、教えること」や「ほのめかすこと」という意味の言葉です。
示唆の「示」は「しめす」という意味です。
人に表して見せるといった意味を持つ漢字となります。
示唆の「唆」は「唆す(そそのかす)」という意味です。
唆すとは、人にこっそりと何かを教えるという意味です。
この「示す」と「唆す」が合わさって「示唆」という言葉になります。
示唆ははっきりと物事を伝える、言う訳ではありません。
直接的な言葉や明確な態度は見せないものの、遠回しに伝えるということになります。
「示唆する」というのは、遠回しに何かを教えるということです。
答えを教えるのではなく、ヒントを与えると言えばイメージしやすいと思います。
例えば「こうすると良い」と直接言われた場合は示唆ではありません。
「これは良くない」「ここを変えてみよう」など、言葉をぼかすようにヒントを与えることを示唆と言います。
日常会話では使われない単語ですが、ニュースなどの固い言い回しとして使用されています。
示唆の使い方・例文
ここで、「示唆(しさ)」を使った例文をご紹介します。
1.系列会社との合併の可能性を示唆する。
2.そのデータは会社全体の売り上げ低下を示唆していた。