逃げるが勝ち
「逃げるが勝ち」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
実生活ではあまり使われる言葉ではないため、逃げることがどんな利益をもたらすのか、ちょっとよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
不正や汚職の疑惑をかけられた政治家が、辞職した途端に罪を追及されなくなったり、ブラック企業に務めてしまった時の対処法など、社会の様々な場面で重要になってくる言葉のため、この機会にしっかりと理解しておきましょう。
ここではそんな「逃げるが勝ち」について意味や使い方などをご紹介していきます。
逃げるが勝ちの意味とは
逃げるが勝ちとは、「無駄な戦いを避けることで、結果として利益を得ること」を意味します。
勝ちを収めたとしても得が少ないこと、あるいは勝ちを収めることが難しい場合や、戦うことそのものにあまり意味がない場合など、戦わずに逃げた方が利益が大きい状況、あるいは逃げることでしか利益が得られない状況などを指します。
類語に「負けるが勝ち」という言葉があり、争わずに勝ちを相手に譲ってしまうことや、早めに負けてしまった方が良いという意味など、負けてしまった方がかえって利益を得られることを指します。
逃げるが勝ちを使った文章・例文
- 相手は全員年上の高校生で、しかも4人組。正面から戦うのははっきり言って無駄。ここは逃げるが勝ちだ。
- 政治家はどんなことをしても逃げるが勝ちなのに対し、市民は逃げても追及されるのは絶対におかしい。
- 妻はなにがあっても意見を曲げないから、口喧嘩はさっさと負けるが勝ちだ。