馬脚を露す
「馬脚を露(あらわ)す」という言葉があります。
「頭角を現す」とよく間違えられる言葉で、良い意味で用いられることもありますが、実はネガティブなことを指すことが多い言葉になります。
ニュースでは頻繁に用いられる言葉のため、覚えておくと一気に理解を広げることができます。
ここではそんな「馬脚を露す」について、意味や使い方などをご紹介していきます。
馬脚を露すの意味とは
馬脚を露すとは、「隠しごとが明るみに出ること」や「化けの皮がはがれ、本性がバレる」ことを意味します。
主に悪事や情けない性格などがバレることを指して用いられ、子どものいたずらのような単純な隠しごとが明るみに出ることに対してはあまり用いられません。
よく間違えられる「頭角を現す」は、本来の実力を示すことや、新しい勢力として台頭することを指し、類語にも当たらないため注意が必要です。
馬脚を露すの語源
芝居などで馬に扮した役者が、客の前に自身の足をさらしてしまうことを指して用いられていました。
このことから、隠し事が暴かれることや、化けの皮が剥がれることなどを指すようになったとされています。
馬脚を露すを使った文章・例文
- 着ぐるみショーでうっかりマスコットの中の人が馬脚を露す事態になり、出演者が全員怒られる羽目になった。
- 八方美人の後輩女子だが、実は腹黒で、いつか馬脚を露すだろうと思っていたら、飲み会でついにその醜い本性を晒した。
- クリーンな政治を目指していたはずが、様々な隠ぺいや偽装をしていた実態が馬脚を現し、次の選挙で政権を追われることは確実だろう。