打診
「打診」という言葉の意味や使い方について解説します。
この「打診」という言葉には2つの意味がありますが、皆さんはご存知でしょうか。
医者が患者を診断する際にとる方法と、それが転じて比喩的な表現としても使用されることがあります。
読み方は「だしん」となります。
よく「患者の胸を打診する。」や「上司に打診する。」といった使い方をします。
2つの意味があるため混同しないように気を付けたいところです。
今回は、そんな「打診」について詳しく解説するので、この機会に深く知っていきましょう。
打診の意味とは
「打診」という言葉の意味は大きく分けて2つあります。
まず、1つ目は「医者がゆびや打診器を使って患者の胸、背中などを叩き、その音から内蔵の診察を行うこと。」という意味になります。
使い方としては「打診から聴診へと検査が進んでいった。」といった表現が一般的です。
続いて2つ目は「相手の意向を確認するために、前もって様子を見たり働きかけたりすること。」という意味になります。
使い方としては「上司に打診してから検討する。」といった使い方が一般的です。
読み方は「だしん」となり、多くは「打診する」という表現で用いられます。
打診の使い方・例文
- 父が胸痛を訴えたので、医者に打診してもらったところ、精密検査を受けることになった。
- その件につきましては、一旦上司に打診してから回答させて頂きます。
- 新薬の開発に成功した製薬会社には、複数の会社から業務提携の打診があったらしい。