昭和レトロ
「昭和レトロ(しょうわれとろ)」という言葉をご存知でしょうか?
平成から令和に変わる時代の節目に、明治ハイカラ・大正ロマンと並んで昭和レトロがトレンドワードとして注目されています。
では、いったいどういう意味なのでしょうか。
今回は、そんな「昭和レトロ」について、意味や使い方を解説します。
昭和レトロの意味とは
「昭和レトロ(しょうわれとろ)」とは、昭和時代のノスタルジックな雰囲気や憧れを指す言葉です。
「レトロ」とは、「retrospective(レトロスペクティブ)」の略で「懐古趣味」と訳されます。古いものを珍しがり、懐かしがる感覚のことです。
昭和時代から「レトロブーム」というのは何度かあり、2010年代現在、「昭和レトロ」と呼ばれるのは、特に昭和30年代~40年代にかけての時代の雰囲気を想定しているようです。
「昭和レトロ」を彷彿とさせる作品としては、映画『ALWAYS三丁目の夕日』や『20世紀少年』の主人公たちの少年時代、またアニメ『ちびまるこちゃん』や『ドラえもん』『サザエさん』などが挙げられます。
また、キッチュな色遣いやデザインの昭和40年代の家電やキッチン雑貨などを『昭和レトロポップ』と呼びます。
昭和レトロの使い方・例文
1.平成の最初は、昭和なんてただひたすらダサいだけだったのに、平成も後半になり令和に突入する頃にはすっかり「昭和レトロ」なんてブームになっている不思議。
2.東京の下町・浅草界隈は、現在でも昭和の面影を色濃く残した街並みがあり、昭和レトロブームに一役買っている。