他人の空似
皆さんは、「他人の空似(たにんのそらに)」という言葉をご存知でしょうか。
慣用句の一つなので、見聞きしたことのある方も多くいらっしゃると思います。
この記事では、「他人の空似」の意味を解説させていただきます。
他人の空似の意味とは
「他人の空似(たにんのそらに)」とは、「全く血のつながっていない者同士なのに、まるで肉親かのように容姿が似ている、瓜二つであること」という意味の慣用句です。
人間は親から引き継いだ遺伝子情報によって容姿が決まって来るものなので、当然肉親はよく似た姿をしています。
しかし、時折全く血がつながっていない他人でありながら顔つきなどが似ている、瓜二つである他人に出会うことがあります。これを他人の空似と言います。
他人の空似の「空」とは、「見せかけだけ」「外見だけ」という意味で使われています。
また、他人の空似にも程度があります。本人にしか見えないぐらい、まるで双子のようにそっくりだと言う他人の空似もあれば、よく見れば違うが離れたところから見れば似ている、血縁者ぐらいには見えるという他人の空似もあります。
他人の空似を使った文章・例文
ここで、「他人の空似(たにんのそらに)」を使った例文をご紹介します。
1.この前商店街でAくんを見かけたから声をかけたんだけど、全く知らない人だった。あれを他人の空似って言うんだろうね。
2.大通りを歩いていたら大ファンのアイドルが居たから握手を求めてしまったけど、よく見れば全然違った。他人の空似とはこのことだ。