甲乙
皆さんは、「甲乙(こうおつ)」という言葉をご存知でしょうか。
「甲乙つけがたい」など、日常でも使われる単語なので見聞きしたことのある方も多くいらっしゃると思います。
この記事では、「甲乙」の意味を解説させていただきます。
甲乙の意味とは
「甲乙(こうおつ)」とは、「甲と乙」「第一と第二」「優れているものと劣っているもの」という意味のある言葉です。
「甲乙つけがたい」とは、第一と第二の優劣を決めづらいという意味を持ちます。
甲乙がよく使用されるのは、契約書などの文書です。
インターネットサービス等の利用規約も契約に値するものなので、甲乙という表現は頻繁に使用されます。この場合の甲乙は優劣ではなく、互いの条件を分かりやすくする為に甲乙という言葉を使用しています。
契約書においての甲乙の決め方は無く、ビジネスや不動産などその場その場において甲と乙が異なるので注意が必要です。
一般的にビジネスで使用される契約書の場合、甲がお金を払う人、乙がお金を受け取る人となります。サービスを利用する人、買う人が甲で、サービスを提供し販売する人が乙となります。
不動産の場合はこれとは異なり、不動産を持っている人が甲となります。地主や売主が甲、買主が乙となります。
甲乙を使った文章・例文
ここで、「甲乙(こうおつ)」を使った例文をご紹介します。
1.今度の生徒会選挙は、人気者のAさんと真面目なBさんの対決だ。どちらも優秀な生徒なので甲乙つけがたい。
2.契約書の甲乙の意味が分からず、上司に何度か質問をした。