砂上の楼閣
「砂上の楼閣」という言葉の意味や使い方について解説します。
この「砂上の楼閣」という言葉は、ビジネスの場や日常生活でも使用することがあります。
よく「経営陣の意見は砂上の楼閣だ。」といった使い方をしますが、みなさんはご存知でしょうか。
少し難しい言葉なので、耳馴染みのない方もいるかもしれません。
「一見立派だが、基礎ができていないため長く維持できない物事のたとえ。」といった意味があります。
また、砂上の楼閣と似た言葉に「机上の空論」があります。
似た言葉ですが、細かい意味合いが異なるため使い分けには気を付けたいところです。
今回は、机上の空論の意味についても詳しく解説するので、この機会に「砂上の楼閣」について深く知っていきましょう。
砂上の楼閣の意味とは
砂上の楼閣という言葉の意味は大きく分けて2つあります。
読み方は「さじょうのろうかく」となります。
まず、1つ目の意味は「一見立派なようだが、基礎がしっかりとしていないために、長く維持するのが不可能である物事のたとえ」となります。
実現が不可能なことのたとえで使用します。
よく、ビジネスの場などで、現場に出ていない経営陣の現実的でない意見に対して「経営陣の意見は砂上の楼閣だ。」といった使い方をします。
そして、2つ目の意味は「実現や永続が不可能な物事のたとえ。空中楼閣。」となります。
また、この「砂上の楼閣」という言葉と似た言葉に「机上の空論」があります。
机上の空論とは「頭の中だけで考えた実際にはなんの役にも立たない理論。」という意味を持ちます。
砂上の楼閣と似ていますが、細かいニュアンスが異なります。
また、まれに砂上の楼閣と机上の空論が混同して「机上の楼閣」と表現されることがありますが、これは誤りです。
砂上の楼閣を使った文章・例文
- 現場を見ていない経営陣の意見は砂上の楼閣だ。