「至れり尽くせり」とは?意味や使い方を解説!

「至れり尽くせり」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「至れり尽くせり」について解説します。

目次

  1. 至れり尽くせり
  2. 至れり尽くせりの意味とは
  3. 至れり尽くせりを使った文章・例文

至れり尽くせり

至れり尽くせり(いたれりつくせり)」という言葉をご存知でしょうか?

「至れり尽くせりのサービス」「至れり尽くせりの接客」など、見聞きする場面の多い言葉ではないでしょうか。

では、いったいどういう意味なのでしょう。
今回は「至れり尽くせり」について解説します。

至れり尽くせりの意味とは

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「至れり尽くせり(いたれりつくせり)」とは、すべてに配慮が行き届いていて申し分ない、といういう意味の慣用句です。

この言葉の語源は古く、古代中国の思想家・荘子が著したとされる思想書『荘子』第二篇『斉物論(せいぶつろん)』が出典となっています。

「至れり」の「至る」という言葉には、注意が十分に行き届いているという意味があります。

また、「尽くせり」の「尽くす」とは、出来る限りのことをして、これ以上はないという状態にする、という意味を持っています。

合わせて、十分に配慮をして最高の状態にする、という意味になります。

至れり尽くせりの類義語

「至れり尽くせり」の類義語には以下のようなものが挙げられます。

・手取り足取り(てとりあしとり)
 【意味】細かいところにまで行き届いた世話をする様子。
 【例文】彼は、小さなころから手取り足取り世話をされるのが当然と思ったまま大人になったようだ。

・上げ膳据え膳(あげぜんすえぜん)
 【意味】何から何まで用意されていて自分では何もしなくてよいこと。
 【例文】先日宿泊した旅館は昔ながらの接客で、上げ膳据え膳のおもてなしに大変満足した。

至れり尽くせりを使った文章・例文

1.痒い所に手が届くこの新サービスは、まさに至れり尽くせりだ。
2.「お客様は神様」ではない。日本のサービス業は、至れり尽くせり感が行き過ぎてはいないだろうか。

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