あしらう
「あしらう」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
「軽くあしらう」など、日常生活でも見聞きする機会の多い言葉のため、意味を知っているという方は多いはず。しかし、この言葉の正しい意味や語源、漢字での表記については知らないという方は少なくないのではないでしょうか。
ここではそんな「あしらう」について、意味や使い方などを詳しくご紹介していきます。
あしらうの意味とは
あしらうとは、「応対すること」や「もてなすこと」、「物を上手く取り合わせること」を意味します。
口語では主に「冷たい態度を取ること」という意味で用いられていますが、料理を振る舞うことや、もてなすことを広く指す言葉になります。
漢字では相手をもてなすという意味の「遇する」という意味から、「遇らう」と表記されます。また、物や色などを上手く組み合わせることなども意味することから、「配う」とも表記されます。
厚い待遇をしないことや、粗雑なもてなしをするという意味で、いいかげんな対応をすることを指す言葉としても用いられるようになったとされています。
あしらうの使い方・例文
- 初めて夫の両親が自宅を訪れた際は、得意料理の数々を遇らうことで褒めてもらうことができた。
- 精一杯の勇気を出して告白したつもりが、冗談と取られ、軽くあしらわれてしまった。
- セクハラまがいのアプローチを受け続けたせいで、おじさんをあしらうのが上手くなってしまった。
- 玄関に似合う花をあしらおうかと思ったが、何をどうすればいいのか分からなかった。