パクる
皆さんは「パクる」という言葉をご存知でしょうか。
人のものを取ったら泥棒。万引きや引ったくりなど日常にあふれる窃盗行為ですが、現在はもっとハードルが低い「パクり」も行われています。
今回は「パクる」という言葉について詳しく解説します。
パクるの意味とは
パクるとは「物やアイデアなどを盗み、勝手に自分のものにしてしまうこと」あるいは「犯人を捕まえること」という意味です。
語源には諸説あり、「縛る」を「ばくる」とスラング的に読んだものの濁音が半濁音になった、ドイツ語で「包む、つかむ、とっ捕まえる」という意味の「packen」からきたというものなどがあります。
優れたものを真似すること自体は悪いことではありません。
「学ぶ」という言葉は「真似する、真似ぶ」を語源としており、真似をすることで自分の知識や経験として身に着けることができるのです。
しかし、その真似したことを自分のオリジナルとして世に出してしまうと「パクった」ことになってしまいます。
物を「パクった」のと同じように、窃盗ということになってしまうのです。
近年SNSでの発信が盛んになっている中で問題になっているのが「パクツイ」というものです。
主にTwitterで、「バズっている」ツイートの内容を勝手にコピーして自分のものとして投稿することをいいます。
場合によっては元のツイートよりパクツイの方がバズってしまうこともあり、パクられた相手の心痛は計り知れないでしょう。
言葉は軽いですが、人のものを「パクる」ことは窃盗なのです。
パクるを使った文章・例文
- クラスメイトに貸していた文房具をパクられた。
- せっかく任せられた企画なんだから、アイデアを他人からパクるような真似をするな。