悍ましい
「悍ましい(おぞましい)」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
ホラー映画などでよく用いられる言葉ですが、なんとなくでしか知らないという方も多いのではないでしょうか。日常生活でも用いられる場面の多いため、是非意味を知っておきたい言葉です。
また、意味を知っている人でも、この言葉が持つもう一つ意味については知らなかったという方も少なくないかと思います。
ここではそんな「悍ましい」について、意味や使い方などを詳しくご紹介していきます。
悍ましいの意味とは
悍ましい(おぞましい)とは、「ぞっとするほど嫌な感覚」のことを意味します。
そこから逃げたしたくなるような汚らしいものや恐ろしいもの、目を背けたくなるようなグロテスクな光景など、視覚的に恐怖や嫌悪感を抱く感覚を意味する言葉になります。
そうした意味合いから、著しく礼儀や社会性を欠く行為に対しても用いられ、対人関係などの嫌悪感を表す言葉としても広く用いられています。
また、「我が強く、強情な性格」の人物を表す言葉でもあり、他に猛々(たけだけ)しいという意味を持ち、嫌悪感ではなく厳かな恐ろしさを感じることを指す言葉としても用いられています。
悍ましいを使った文章・例文
- 親が子どもを刺すという悍ましい事件がニュースに流れてきて、心を痛めた。
- 妹に見たいとせがまれて再生したホラー映画だったが、おぞましい光景が映るたびに、妹は目を背けていた。
- ぞっとするほど恐ろしい差別発言を平気で繰り返す人物のアカウントが、なぜか凍結されないことに腹を立てている。