「懇ろ」とは?意味や使い方を解説します!

「懇ろ」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「懇ろ」について解説します。

目次

  1. 懇ろ
  2. 懇ろの意味とは
  3. 懇ろの使い方・例文

懇ろ

懇ろ(ねんごろ)」という言葉をご存知でしょうか?
難しい漢字ですが、読み方は「ねんごろ」です。
「懇ろになる」とか「懇ろに弔う」などと使われる言葉ですが、いったいどういう意味なのでしょうか。
今回は「懇ろ」について解説します。

懇ろの意味とは

「懇ろ」とは、「心のこもっているさま、手厚く細やかな気づかいをするさま」という意味の言葉です。
読み方は「ねんごろ」です。
難しい漢字ですが、親しくするという意味の「懇意(こんい)」の「懇」ですね。

そもそもこの「ねんごろ」という言葉は、古い日本の言葉で「ねもころ」といいました。
「ねもころ」の成り立ちとは、「ね(根)」+「もころ(如)」で「根の如し(根っこのようだ)」あるいは、「ね(根)」+「も(助詞)」+「ころ(凝)」で「根のように凝る(根のように寄り固まる)」だとされています。ちなみに「ころ(凝)」は「心」の語源だと考えられています。
「ねもころ」が、いつしか「ねむころ」になり「ねんごろ」という現代の言葉に変化しました。「心のこもっているさま」という意味で使われていましたが、それが転じて、「親しいさま、男女の仲が親密なさま」にも「懇ろ」という言葉が使われるようになりました。
 

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懇ろの類義語

「懇ろ」の類義語には以下のようなものが挙げられます。

・昵懇(じっこん)
 【意味】親しく付き合うこと。
 【例文】弊社の社長とは昵懇の間柄だと聞き及んでおります。
・ちんちんかもかも
 【意味】男女の仲が極めていいこと。
 【例文】誰憚らずちんちんかもかも、ええ畜生め【出典:歌舞伎・升鯉滝白旗】

懇ろの使い方・例文

1.長年可愛がっていた愛犬が亡くなったので、懇ろに弔った。
2.彼らが懇ろになるのには、そう時間がかからなかった。

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