一服
「一服(いっぷく)」という言葉を一度は誰しも聞いたことがあるはず。
タバコを吸う時やコーヒーを飲む時など、短い時間休憩する時に「ちょっと一服」と言っているのを聞いたことがあるかと思いますが、なぜこの言葉が用いられるのか、不思議に思っている方も少なくないのではないでしょうか。
実は簡単な理由だったので、この機会に是非覚えておきましょう。
ここではそんな「一服」について、意味や使い方などを詳しくご紹介していきます。
一服の意味とは
一服(いっぷく)とは、「お茶やタバコなどをのんで休憩すること」を意味します。
「服」とは、薬の包み、茶やコーヒーを飲む回数を数える言葉になり、お茶やコーヒーを一杯飲むことは「一服」、二杯飲むことは「二服(ふく)」となります。
休憩を意味する一服は、一杯だけたばこやコーヒーを飲むことから、たばこを一本吸うだけの短い休憩を指す言葉として用いられるようになったとされています。
このため、客人に対してお茶やコーヒーを提供する時などにも「一服どうぞ」と勧めることができます。
また、ビジネス用語でも一服は用いられ、取引相場が一時安定することを指して用いられています。
一服の使い方・例文
- たった数分の休憩だとしても、仕事中の一服は至福の時だ。
- せっかくお茶を淹れてくれたのに、やることがあまりにも多すぎて一服すらできそうにない。
- 彼は眠れないと悩んでいる妻のため、飲み物にこっそりと睡眠薬を一服盛ってしまったらしい。
- 週明けから急激な下落が始まったが、ひとまず下げ一服となってホッとしている。