説諭
「説諭を受ける」「くどくど説諭する」などで使用される、「説諭(せつゆ)」という言葉をご存知でしょうか?
日常生活ではなかなか見慣れない言葉ですよね。
この記事では、「説諭」という言葉についてご存じない方にもわかりやすく解説していきます。
説諭の意味とは
「説諭」とは、「悪い行いを改めるように教え、諭すこと」という意味です。
「説諭」はあまり親しみ深くない言葉ですが、「説教」という言葉と似た意味を持ちます。「父親に説諭される」は「父親に説教を受ける」と言い換えることができ、その意味がより身近でイメージしやすくなります。
説諭がどのような場面で行われているかというと、裁判や学校などが例として挙げられます。
裁判では、判決後に裁判官が被告人に対して行うことで知られています。その説諭は裁判官によって個性があり、中には過激だったために問題となったケースも存在します。
学校では、問題行動を起こした際になされる処分の一つとして扱われています。
「諭旨解雇(ゆしかいこ)」という言葉をご存知でしょうか。これは懲戒処分の一つで、「説諭をし、退職届を提出させる」といった内容です。使用者が労働者に対し諭して、自ら退職届を出させることというように噛み砕いて説明ができますね。
説諭の類語
以下は説諭の類語の一例です。
- 説得
- 説教
- 説明
- 言い聞かせ
説諭の使い方・例文
- 学校の備品を壊し、教師に説諭された。
- 裁判官は被告人に対し、自身の経験を元に説諭を行った。
- くどくどと説諭する。