穀潰し
「穀潰し」という言葉について解説します。
みなさんは、この言葉を言われたことはもちろん無いと思いますし、使うこともなかなか無いとは思いますが、ドラマや映画などで「この穀潰し!」なんて母親が息子に怒るといったシーンで見聞きしたことはあるのではないでしょうか。
そのシーンを見ればどういった意味かは想像ができると思いますが、きちんとした意味をわざわざ調べたことがあるという人は少ないかもしれません。
ここでは、そんな「穀潰し」という言葉について、意味や使い方、例文などを紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、しっかりと整理・把握してみてください。
穀潰し(ごくつぶし)の意味とは
穀潰し(読み方・ごくつぶし)とは、「定職もなくぶらぶらと遊び暮らす者、無為徒食の者を罵る語」という意味で使われる言葉となっています。
罵る言葉なので、よほどのことがない限り人に対して言うのは避けた方がよいでしょう。
この穀潰し!と母親が息子に言った場合、息子が普段から働かないでぶらぶらしていることに対して怒っているというのが分かると思います。
この言葉の語源は、働きもしないのに、せっかく収穫した穀物(食料)を潰すように食べてしまう。ということからきています。
「こくつぶし」ではなく「ごくつぶし」と濁らせて言うところに、侮辱の意味がつよく込められていると言われています。
穀潰しを使った文章・例文
- 会社をやめてから一年、就職活動もしないで毎日ゲームしてばかりではそろそろ穀潰しと怒られる気がしている。
- お婆ちゃんに、二ートという働かない人のことを説明したら「あぁ、穀潰しのことか」と納得していた。