奮闘
皆さんは「奮闘」という言葉をご存知でしょうか。
力を奮って戦う、という、文字通りの意味である「奮闘」。
人生の大事な場面では、誰でも「奮闘」した経験があるのではないでしょうか。
今回は「奮闘」という言葉について、類語等も挙げながら詳しく解説します。
奮闘の意味とは
奮闘とは「力をふるって戦うこと」あるいは「力いっぱい努力すること」という意味です。
読み方は「ふんとう」です。
「奮闘」が使われている四字熟語に「孤軍奮闘」があります。これは、味方がいない状況で大勢の敵を相手に力の限り戦うことをいいます。
転じて、誰からの助けもない状況で自分の力だけで努力するという意味でもあります。
読み方は「こぐんふんとう」です。
もともとは戦地で敵を相手に戦う意味でしたが、そこから転じて「自分自身との戦い」、すなわち「目標に向かって努力する」意味としても使われるようになってきたわけです。
登場人物(主に主人公)が何か一つのことに力の限り取り組んだ過程を綴った記録を「奮闘記」といいます。
「○○奮闘記」というタイトルにするとどことなくコメディ調に聞こえる効果があり、笑いあり涙ありといった内容の物語につけられることが多いタイトルです。
類語に「奮戦」「敢闘」などがあります。
「奮戦(ふんせん)」は「奮闘」とほぼ同じ意味であり、基本的にはどちらを使っても問題ありません。
「敢闘(かんとう)」は「勇敢に戦うこと」という意味です。全力を尽くして戦ったことを称える賞を「敢闘賞」といいます。
奮闘の使い方・例文
- 強豪チーム相手の試合に、僕たちは全力で奮闘した。
- 親は反対したけれど、希望の進路へ進むために奮闘しよう。