目途
「目途(めど)」という言葉の意味をご存知でしょうか。
「目途がつく」という言い回しは多くの方が一度は聞いたことがあるかもしれませんが、ニュアンスだけで正しい意味を知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。
また、同じ読み方の「目処がつく」との違いについて、分かりかねている方も少なくないのではないでしょうか。
ここではそんな「目途」について、「目処」との違い、意味や使い方、読み方などを詳しくご紹介していきます。
目途の意味とは
目途とは、「目標」や「目的」、「目当て」という意味になります。
読み方は「めど」になります。「みち」や「みちすじ」を意味する「途」を見定めることから生まれた言葉とされています。
同じ読み方の目処(めど)は、「目的」や「目標」の他、「見通し」という意味もあります。
大きな違いはなく、どちらも同じ意味として、「目途が立つ」「目処が立つ」と用いることができます。
あくまでも目標や見通しが立つという意味のため、「目処が立つ」を「予測を立てる」という意味合いで用いるのは誤用になるため、注意が必要です。
目途の使い方・例文
- なんとか兄に借りていたお金を返す目途が立つところまでは稼ぐことが出来た。
- 原稿を終えられる目処がつくまでは、家族サービスどころか家事も手伝えそうにない。
- 家事で燃えてしまった店の再開の目処が立つのはまだまだ先の話になりそうだ。
- いつもすぐに仲直りする両親の夫婦喧嘩が、一向に解決の目途が立たなくて困っている。