「不埒」とは?意味や使い方を解説します!

「不埒」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「不埒」について解説します。

目次

  1. 不埒
  2. 不埒の意味とは
  3. 不埒の使い方・例文

不埒

皆さんは「不埒」という言葉をご存知でしょうか。

「埒」という漢字を日常生活であまり使わないので、「ふらち」という読み方をするということも知らないという人は少なくないと思われます。

今回は「不埒」という言葉について詳しく解説します。

不埒の意味とは

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不埒とは「道理に外れており、けしからぬこと」という意味です。
読み方は「ふらち」です。
別の言葉で「ふとどき」ともいいます。

「不埒な○○」という形で、形容詞的な使い方をすることが多いです。
また、そのような人間を表す言葉に「不埒者」があります。

「埒」という漢字は音読みで「らち、らつ」、訓読みで「かこ・い」と読みます。
意味は「しきり。かこい。」「一定の範囲。けじめ。」です。
「らちが明かない」の「らち」です。

「不埒」の場合の「埒」が指すものは、常識や善悪、礼儀といったものの境目です。そこから外れたものを「不埒」と呼びます。
これ以外にも「放埓」「埒外」など、「囲われたもの」というよりはむしろその囲いの外に出た「はみ出しもの」を表す言葉によく使われるのが「埒」という漢字です。

「不埒」の意味自体は広いですが、現代における用例はそこそこ限定的です。
姑息な手段で金銭を得る様子、あるいは性的な下心という意味で使われることがほとんどなのです。
さらに用例の多さでは、後者が圧倒的に多いと思われます。
おそらく「埒」という漢字があまり一般的でないという点などから、使用される機会が減少した結果ではないかと思われます。

不埒の使い方・例文

  1. 彼は女性たちを見て不埒なことを考えているような顔をしていた。
  2. 嘘をついて昇給を勝ち取ろうなんて不埒極まりない。

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