鍛錬
「鍛錬」という言葉について解説します。
みなさんも普段何度となく耳にしたことがあるのではないでしょうか。
鍛錬と聞くと、鍛える、修行といったイメージがあると思いますが、きちんとした意味を調べたことはあるでしょうか。
また、鍛錬(錬が金へん)と鍛練(練が糸へん)の二通りの書き方がありますが、どういう風に使い分けるかはご存知でしょうか。
ここでは、意味や使い方はもちろんのこと、漢字の使い分けについても紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、整理・理解してみてください。
鍛錬の意味とは
鍛練とは
- 金属を打って鍛えること
- 厳しい訓練や修行を積んで、技芸、能力や心身を強く鍛えること
1の意味は、刀鍛冶などでよく見られるように、熱した鉄を金槌でカンカンと打つあの場面を想像してもらえると分かりやすいと思います。
そして、漢字の使い分けも意味の通りになっていて、金属を鍛える時には金へんの「鍛錬」、精神や能力を鍛える時には糸へんの「鍛練」を使うのが一般的です。
辞書ではどちらも併記されているので、どちらを使っても間違いではありませんが、使い分けられるようにしておくと良いのではないでしょうか。
鍛錬を使った文章・例文
- 刀鍛冶の鍛錬の作業風景を見ていると、金槌を振り下ろす一回一回に魂が込められていくように感じる。
- 彼が今回も世界柔道で優勝できたのは、世界一になっても鍛練を怠らずに、真摯に柔道に向き合ってきたからだろう。