もったいぶる
「もったいぶる」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
「もったいぶるなよ」や「もったいぶらずに早く教えろ」など、日常生活はもちろん、漫画や映画などのセリフとしても度々登場する言葉ですが、なんとなくのニュアンスのみ、本来の意味を理解していない方も少なくないのではないでしょうか。
使う場面はそう多くありませんが、ポピュラーな言葉だけに、この機会に是非意味を理解しておきましょう。
ここではそんな「もったいぶる」について、意味や使い方などを詳しくご紹介していきます。
もったいぶるの意味とは
もったいぶるとは、「いかにも重い雰囲気を出すこと」や「ものものしく振る舞うこと」を意味します。
漢字では「勿体ぶる」と表記し、「勿体」は外見や態度などが重々しいこと、あるいは風格や品位のあることを意味します。このことから、大したことでもないことを、いかにも重いことのような態度をとることを指す言葉になります。
「相手を焦らす」という意味合いで用いられることも多いですが、本来はそうした体裁を余計に飾り付けることを意味する言葉になります。
もったいぶるの使い方・例文
- たかだかコンビニで買ったアイスの当たりが出たくらいの話を、もったいぶるんじゃない。
- 毎度毎度、部署内における月間目標の発表くらいでもったいぶらないでほしい。
- 彼女がどんな小さなことでも驚いて聞いてくれるせいで、勿体ぶるのがクセになってしまっている。
- 好きな人の前ではつい勿体ぶって話す姿は、とても愛らしい。