頓珍漢
「頓珍漢」という言葉について解説します。
みなさんはこの「頓珍漢」という言葉を見聞きしたことはあるでしょうか。最近では見聞きすることが減ってきている昭和な言葉といったイメージがあり、若い方の中には初耳だという方も少なくないかもしれません。
「頓珍漢な回答連発!」なんていうのは、テレビのクイズ番組ではよく見かけたフレーズですが、さてこの頓珍漢の意味はご存知ですか?
言葉は知っていてもきちんとした意味までは知らないという方もいらっしゃると思いますので、ここで一度整理してみましょう。
ここでは、頓珍漢の意味や使いからなどを紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、しっかりと把握してみてください。
頓珍漢の意味とは
頓珍漢とは
- 物事のつじつまが合わないこと。見当違いであること。また、そのさま。
- 間抜けな言動をすること。また、そのさまや、その人。
ということで、「頓珍漢な解答」といった場合、「見当違い、または間抜けな解答」という意味になることが分かると思います。
頓珍漢の語源
頓珍漢の語源は鍛冶からきています。
師匠が鉄を打つ間に弟子が槌をいれるのですが、息が合っていると「トンテンカン」と音が鳴るのに対して、ずれていると「トンチンカン」と外れた音がします。
このトンチンカンという擬音語が、ちぐはぐという意味で使われ、その後に間抜けという意味も加わって使われるようになりました。
ちなみに、頓珍漢という漢字は当て字となっています。
頓珍漢を使った文章・例文
- 頓珍漢なことばっか言っていると、誰にも相手にされなくなるよ。