後顧の憂い
「後顧の憂い」という言葉について解説します。
みなさんはこの「後顧の憂い」という言葉を見聞きしたことはあるでしょうか。
「後顧の憂いがないように…」といった感じで使い、若干、堅い言い回しのようなイメージもしますが、日常の中でも意外と登場することがある言葉といえるかもしれません。
ということで、意味や使い方知らないばかりに、日常の思わぬところでつまづいてしまわぬように、ここで一度整理しておきましょう。
後顧の憂いについて、意味や使い方・読み方などを紹介していきますので、ぜひ最後までご覧いただきしっかりと把握してみてください。
後顧の憂い(読み方・こうこのうれい)の意味とは
後顧の憂い(読み方・こうこのうれい)とは「あとあとの心配」という意味の言葉となっています。
意味を見ると、なんだかとても単純な意味ですが、この単純な意味を格好良く表現できるのが「後顧の憂い」とも言えるのではないでしょうか。
後顧と憂いそれぞれ解説すると、後顧は「あとを振り返ること」、憂いは「あとに起きるかもしれないことへの心配」となっており、この二つの組み合わせで「あとあとの心配」という意味になっています。
あとあとの心配がないように。と言うよりも、後顧の憂いがないように。と使える方がスマートな印象を与えますので、ぜひ覚えてみてください。
ちなみに、この言葉の元は中国の故事からきており、554年に完成した「魏書」というものにすでに登場しています。
こちらも併せて覚えてみてはいかがでしょうか。
後顧の憂いの使い方・例文
- 後顧の憂いがないように、火事、地震、ガン、各種保険に加入しておく。