勘当
「勘当」という言葉について解説します。
ドラマなどで「お前は勘当だ!」と自分の子供に怒っている父親といったシーンを見たことがあると思います。
たいていの場合、言われた子供の方は「分かったよ!」と言い返して家を出ていく流れといった感じになることが多いようです。
さて、ここで出てきた「勘当」とはどういう意味でしょうか。
日常的に使われるよな言葉ではないので、きちんとした意味までは知らないという方も多いかもしれません。
ここでは、そんな勘当という言葉の意味や使い方・読み方を紹介します。
ぜひ最後までご覧いただき、整理・把握してみてください。
勘当(かんどう)の意味とは
勘当(読み方・かんどう)とは
- 親が子との縁を切ること。(江戸時代には奉行所に届け出が必要であった。また、主従関係・師弟関係を断つことにも使った)
- (法に合わせ勘(かんが)えて、罪に当てる意から)責めてしかること。
ということで「お前は勘当だ!」と言った場合は、「お前との親子の縁を切る!」という意味になります。
言うことも言われることも無い方がいい言葉と言えそうですね。
ちなみに、同じ「勘」の字を使う近い意味の言葉に「勘気」という言葉があります。
勘気は「主君、主人、父親などの怒りに触れ、とがめを受けること。またその怒りやとがめ」という意味となっています。
なので、勘気に触れた結果、勘当になる。という順序で使われています。
勘当の使い方・例文
- 働かずに遊んでばかりいたら、とうとう勘当されてしまった。