復刻
「復刻」という言葉について解説します。
「復刻本」「復刻版」といった形でこの「復刻」という言葉を見聞きしたことがあるという方は多いと思います。
意味も漢字からなんとなく想像がつくので、あえてきちんと調べたことはないという方が多いのではないでしょうか。
ここではそんな「復刻」という言葉について、本当の意味や使い方を詳しく紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、一度しっかりと整理・把握してみてください。
復刻(ふっこく)の意味とは
復刻(ふっこく)とは「書物などの以前に出版したものを新しく版を作り直し、もとのとおりに刊行すること。また、その物」という意味の言葉となります。
ということで「復刻版」は「以前のものを忠実に再現したもの」、「復刻本」は「前にあった本を、もとのとおりに作った本」という意味になるのが分かると思います。
以前は書物に対してのみ使われていたようですが、今ではレコードやCDといった書物以外のものでも「復刻版」という言葉が使われています。
ちなみに復刻の他に「覆刻」とも書き、原義的な意味では「覆刻」の方が正しいと言われています。ですが、現代では「復刻」が一般的に使われているようです。
復活 といったニュアンスを含むから復刻の方がしっくりくる。という意見もありますが、みなさんはいかがでしょうか。
復刻の使い方・例文
- 長らく絶版になっていたあの本が復刻版で販売されるということで、大きな話題になった。
- 復刻本よりも原本の方が、価値が高いのは当然のことだ。