かくいう
「かくいう」という言葉について解説します。
「かくいう私もお酒の方は嫌いじゃないわけで…」「かくいう私も実は血糖値が高めで…」なんていう風に使われるこの「かくいう」という言葉。
若者よりもおじさんが使うイメージがあるかもしれませんし、あまり日常の中で使う言い回しではないかもしれません。
とはいえ、皆さんも一度は見聞きしたことがあると思います。
ここではそんな「かくいう」という言葉について、意味や使い方を紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、きちんと整理・理解してみてください。
かくいうの意味とは
かくいうとは「このように言う、こんな風に言っているなどの意味の表現」という意味の言葉となっています。
元々は古語の「斯く」からきていて、斯くとは「このように、こう」という意味の言葉です。
「斯くなる上は…」といった言い回しを時代劇で聞いたことがあるのではないでしょうか。
ということもあって「(斯く)かく言う」は「このように言う」という意味になるようです。かくいうを漢字で表記するのであれば「斯く言う」よりも「かく言う」と表記したほうが現代に馴染むかもしれません。
ということで「かくいう私も」は「こう言ってる(そんなことを言っている)私も」となるのが分かると思います。
かくいうの使い方・例文
- 世間は禁煙の流れになっているので、みなさんタバコはやめましょう。かくいう私も喫煙者でして、この禁煙がつらいのなんのって。
- 子供にはゲームは一日一時間と決めさせてますが、かくいう私もゲーム好きで、こっそり三時間はやってしまいます。