流布
皆さんは「流布」という言葉をご存知でしょうか。
「るふ」という読み方、意味や使い方など、きちんと理解している方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
類義語との使い分けなどについても、覚えていってくださいね。
今回は「流布」という言葉について詳しく解説します。
流布の意味とは
流布とは「世に広まること。世間に広く知れ渡ること。」という意味です。
読み方は「るふ」です。
現在ではSNSの情報拡散力によって、ある情報が「流布」するスピードは飛躍的に高まっています。
中には真偽不明、あるいは完全にデマでしかない風説の流布がされるケースもあり、悪質なものに関わると社会的責任を問われることもあります。
また、気軽な気持ちで発信した情報が「流布」されることによって大きく話題になったり、炎上したりと、一般人でも容赦なくその波に飲み込まれるケースが増えています。
「流出」と混同されがちですが、こちらは「液体が流れて外部に出てしまうこと」という意味であり、転じて「隠されていた情報などが表に出てしまうこと」という意味でも使う言葉です。
悪評は広まるのが早いと言われるせいか、「流出」との混同もあってか、「流布」という言葉は悪い意味で使われることが多いです。
しかし本来は内容に関わらず、「世に広まること」を意味する言葉なのです。
流布の使い方・例文
- 医療や食に関する風説の流布が悪質と言われるのは、それを信じた人が健康や命を脅かされるからである。
- 子供たちの保護者の間では、最近不審者を見かけたという噂が流布している。