門出
「門出」という言葉について解説します。
「それでは二人の門出を祝いまして乾杯を…」「社会人として一人暮らしをする息子の門出を見送った」といった使い方をする「門出」という言葉。
みなさん見聞きしたことがあると思いますし、みなさんも入学・卒業のたびに門出をお祝いしてもらったのではないでしょうか。
毎年4月は門出の季節とも言われているので、この言葉に触れる機会は多いと思います。
ここではそんな「門出」という言葉について、意味や使い方・読み方を紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、きちんと整理・理解してみてください。
門出(かどで)の意味とは
門出(読み方・かどで)とは「自分の家を出発して旅へ向かうこと」「新しい生活に向けて出発すること」という意味の言葉となっています。
門出は読んで字のごとく門を出ることです。現代は門がある家は少ないですが、昔は家を出て旅へ向かうこと=門を出ること。ということだったのではないでしょうか。
似ている意味として挙げられることが多い言葉に「船出」があります。
「彼女の社会人としての船出を祝う」といった感じで使いますが、「新しい生活の出発」という意味ではほぼ同じ意味です。
船出も読んで字のごとく「船が港から出ること」を意味し、それが転じて「新しい生活の出発」となっているので、門出と船出の違いと言えば、門を出るのか船が出るのかの違いと言えるかもしれません。
門出の使い方・例文
- ランドセルを背負って一人で学校へ向かう息子を見て、新たな門出をしたんだなと実感した。