「承継」と「継承」の違いとは?それぞれの意味を解説!

「承継」と「継承」の違いについて解説します。どちらも同じような意味を持っているような感じですが、使用されている漢字が逆になっているので意味に違いがあるのではと疑問を持ちます。それぞれの意味をしっかりと理解し「承継」と「継承」を使い分けられるようになりましょう。

目次

  1. 「承継」と「継承」の意味とは
  2. 「承継」と「継承」の違い
  3. 「承継」と「継承」の使い分け
  4. 「承継」と「継承」を使った文章・使い方

「承継」と「継承」の意味とは

「承継」とは「前の代からのものとして精神、身分、仕事、事業を受け継ぐ」という意味があります。

一方で「継承」には「前の代のものとして財産、権利といったものを受け継ぐ」という意味があります。

しかし、ここで注意すべき点があります。

辞書みればお気づきだと思いますが、継承を見つけると承継と記載されており、承継を見ると継承とも記されています。

意味としては、どちらも前の代から受け継ぐものとして理解されています。

「承継」と「継承」の違い

違いはないのだろうかと疑問を持ちます。

英語で調べてみてもどちらも同じように訳出されるものです。

ちなみに英語では「Succesion」「Accession」「Inheritance」となっており継承も承継も同じ言葉として扱われています。

意味は同じであると理解しても問題はありません。

しかし、ここで理解しておきたい点もあります。

この継承と承継という言葉は法律用語として多用されます。

それは事業関係の書類であったり、相続物に関連する場合に必ず使用される言葉です。

そこでポイントとなるのがどちらが一般に使用されているのか?という点です。

答えは承継のほうが法律用語に合った表現となっています。

なので、事業などに関連する用語は承継のほうを用いるとベターであるといえます。

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「承継」と「継承」の使い分け

この二つの表現を使い分けるには普段どちらが頻繁に使用されているかどうかで判断すると良いと言えます。

そして、前述でご説明しましたように契約書(法律関係)の表現は承継が正しいと言えます。

なので事業・相続など契約書に関係するものは承継を使います。

そして、「次の大統領に継承される」のように地位が受け継がれることは継承が一般的であるといえます。

「承継」と「継承」を使った文章・使い方

承継

  1. 親子代々の事業を孫が承継する
  2. 相続を承継する為に手続きが必要である
継承
  1. ローマ帝国の王位が継承される事はいつまで続くのか
  2. 地位を継承しても責任が重くなるだけである

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