センドバック
皆さんは「センドバック」という言葉をご存知でしょうか。
一部のメーカーが導入しているシステムのことなのですが、あまり聞いたことがない方が多いのではないかと思います。
しかし「センドバック」という言葉は知らなくても、実はそのシステムを利用したことがあるという方は少なくないのです。
知らないうちに利用しているかもしれない「センドバック」について、詳しく解説します。
センドバックの意味とは
センドバックとは「メーカー直送の修理サービス。故障した製品を指定の宛先に送ると、修理した物または代替品を送り返してくれるシステム」という意味です。
「send(送る)」と「back(戻す)」で「センドバック」です。
自動車やデジタル機器などの精密機器やおもちゃといったものを制作するメーカーでよく行われているのが「センドバックサービス」です。
こういったメーカーの商品には保証がついているものが多く、その期間内であれば無償で「センドバックサービス」を受けることができます。
また、精密機械を扱う企業とその機器のメーカーとの間に「センドバック保守」という契約が結ばれることがあります。
これも不具合を起こした機器をメーカーに送って修理あるいは交換してもらう契約であり、契約内容によっては代替品を先に送ってもらってから要修理品を送るなどの手順となることもあります。
「センドバック保守」とは逆に、メーカーから人を呼んで修理してもらう契約を「オンサイト保守」といいます。
作り付けだったり配送の規格外だったりといった理由で送ることができないものが対象の場合にこちらが選ばれます。