「浮かばれない」とは?意味や使い方を解説します!

「浮かばれない」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「浮かばれない」について解説します。

目次

  1. 浮かばれない
  2. 浮かばれないの意味とは
  3. 浮かばれないの使い方・例文

浮かばれない

皆さんは「浮かばれない」という言葉をご存知でしょうか。

正しい意味を知らない方でも、何となく気分が沈んでいる、というような印象を受ける言葉なのではないでしょうか。
実際は、かなり深刻な状態を指す言葉なのです。

今回は「浮かばれない」という言葉について詳しく解説します。

浮かばれないの意味とは

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浮かばれないとは「無念な思いや、辛く苦しい気持ちが晴れない」という意味です。

動詞「浮かぶ」の未然形に可能の助詞「れる」をつけ、されに否定形となった言葉です。
「浮かばれない」とは、すなわち「浮かぶことができない」ということです。
長いこと暗い水の底を漂っていて、明るい水面に浮かんでくることができないような落ち込んだ気持ち、というようなイメージです。

「浮かばれない」の肯定形である「浮かばれる」は、「死者の無念が解消され、霊が成仏する」という意味の言葉です。
そこから転じて、「苦労などが報われる」という意味でも使われるようになりました。
こちらの意味では「浮かばれる」より「報われる」の方がよく使われます。

すなわち「浮かばれない」とは、それを抱えたままでは死んでも成仏できないほど重く苦しい無念の感情を持ち続けているという状態だと言えます。
もちろん死者の感情に対しても使うことが多く、「これでは死んだ人が浮かばれない」というような使い方をします。

浮かばれないの使い方・例文

  1. このまま兄弟のいさかいを続けていたら、死んだ父が浮かばれない。
  2. 失恋をしても相手のことが忘れられず、浮かばれない思いを抱えることになってしまった。

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