打算的
皆さんは「打算的」という言葉をご存知でしょうか。
「ださんてき」という読み方は難しくないでしょう。
算を打つ、つまり計算することを「打算」といい、そこに「~のような」という意味の接尾語である「的」をつけたのが「打算的」です。
打算的の意味とは
打算的とは「何かをするに当たって、何よりもまず自分の損得を考える態度を取る様子」という意味です。
読み方は「ださんてき」です。
「打算的」から接尾語「的」を外して「打算」とすると、「勘定をすること。損得や利害を見積もること」という意味になります。
実際に数値を計算するのが「打算」であり、そのように振る舞うことが「打算的」というわけです。
具体的な数値に表せなくても、損得という基準で見られる事例はたくさんあります。
この人と仲良くしておけば良いことがあるなど、自分への見返りを期待して立ち回ることは「打算的」な振る舞いの一例です。
もちろん逆もまた然りであり、その行動をしてもいいことがない、それどころか損しかないと判断して遠ざかることもまた「打算的」です。
自分の損得しか考えない嫌な奴の行動に見えてしまいますが、これは多かれ少なかれ誰でもしていることです。
たとえば損得勘定を一切抜きにして、自分に危害を加えてくる相手と仲良くできるでしょうか?
私たちはさまざまなことを「打算的」な思考の下で行っているのです。
しかし露骨にやりすぎれば周囲から嫌われるのも事実です。うまくつきあっていきたいですね。
打算的の使い方・例文
- 会社での人付き合いは、つい打算的に考えてしまう。
- あの人はいつも打算的な振る舞いしかしない。